
あの人たち、いつも私のことを話しているような?



他人の悪口を聞かされて、もうイヤだ…
他人の悪口ばかり言う人や、他人を見ながら陰でコソコソと会話している人にうんざりしていませんか?
HSPさんは、悪口や陰口を聞かされることを人一倍嫌う傾向があるのです。
この記事を最後まで読むと、HSPさんが悪口や陰口を嫌う理由を知ることができます。
自分にできそうな対処法を取り入れてみて、自分の大切な心を守っていきましょう。
・なぜ、HSPさんは悪口や陰口が苦手なの?
・HSPさんは、こんな場面が苦手(体験談)
・他人が悪口や陰口を言っている時の対処法



悪口・陰口がない社会が一番の理想なんですけどね
HSPさんが悪口や陰口が苦手な5つの理由


HSPさんが悪口や陰口が苦手な理由は、次の5つです。
1.共感力が高い
2.正義感が強い
3.自分も言われているのではと不安になる
4.時間の無駄だと感じる
5.悪口を言う人がいる場の「雰囲気」そのものが無理
1.共感力が高い
相手の感情を自分のことのように受け止め、深く傷ついてしまうことがあります。
HSPさんは生まれ持った「DOES」という気質を持っていて、共感力が高いためです。
- Depth of processing(物事を深く考える)
- Overstimulation(周りからの刺激を受けやすい)
- Empathy and emotional responsiveness(人に共感しやすい)
- Sensitivity to subtleties(些細な刺激を感じ取る)
そのために、HSPさんは悪口を言っている人の怒りや不満を自分のことのように強く感じ取ってしまうのです。
2.正義感が強い
HSPさんは、相手のずるいところや間違っていることが許せない傾向があります。
正義感が強く、不公平なことを嫌うためです。
他人のことを悪く言っていたり、陰でコソコソと誰かのことを話したりする行動そのものが許せないのです。
3.自分も言われているのではと不安になる
悪口を聞くことで「自分もいないところで言われているのでは?」と不安になってしまいがちです。
HSPさんにとって、悪口や陰口はただの雑談ではなく、深く心に響いてしまうものなのです。
そのため、悪口や陰口を言っている人と関わりたくないし、その場から離れたいと思うのです。
4.時間の無駄だと感じる
HSPさんは、悪口や陰口を聞かされるのが「時間の無駄」と感じます。
解決策のない会話やネガティブな感情に引き込まれることで、自分のエネルギーを使いたくないからです。
5.悪口を言う人がいる場の「雰囲気」そのものが無理
悪口や陰口が言う人がいる場の雰囲気だけでも精神的に疲れてしまいます。
HSPさんは、心が穏やかで安心できる人や環境を好むためです。
ポジティブで安心できる環境に身を置くことが、HSPさんにとっては心の健康を守るために大切なのです。
HSPさんはこんな“悪口・陰口”場面が苦手(体験談)


職場で筆者が実際に体験した“悪口・陰口”の苦手な場面を3つご紹介します。
- 新しく入った職場が、悪口だらけで雰囲気が悪かった
- コソコソと何かを話している2人組
- 会話の内容がほとんど「特定の人の悪口」
新しく入った職場が、悪口だらけで雰囲気が悪かった
前から作り上げられてきた人間関係がドロドロしていると、すぐに雰囲気で察知できるのがHSPさん。
新しく仕事を始めた翌日には「あれ?なんか、派閥ある?」と勘づくほど。
まだ自分が知らない他の社員のことを「あの人は気をつけてね」などと、新人に洗脳してくる人…本当に怖いです。



雰囲気が悪い職場は、息苦しくてたまりません
コソコソと何かを話している2人組
いつもコソコソと何かを話している2人組…とても苦手です。
「私のことを話しているのかな?」「何か、私しちゃったかな?」などとグルグル思考が止まらなくなります。



1日中気になって、仕事にも支障が出ます…
会話の内容がほとんど「特定の人」の悪口
会話の内容が、毎回「特定の人」の悪口ばかりを言ってくる人もストレスがたまります。
「また〇〇さんのこと?」「気になるのは〇〇さんのことばかり見ているからでしょ…」と思ってしまいます。
時間の無駄だと思いながら、右から左に聞き流していました。



そういう人たちほど、辞めないから不思議…
悪口・陰口が苦手なHSPさんにおすすめの心の守り方


では、悪口や陰口が苦手なHSPさんは、どのように対処して過ごせば良いのでしょうか?
悪口・陰口が苦手なHSPさんにおすすめの心の守り方は、次の7つです。
- 悪口を言う人と距離をおく
- 一人で落ち着ける場所や時間を作る
- 気にしない練習をする
- すべての人から好かれようと思わない
- 気持ちを書き出して整理する
- 「悪口=相手の問題」と捉える
- 気にしすぎる自分を責めない
1.悪口を言う人と距離をおく
悪口が飛び交うような場には、できるだけ近づかないようにしましょう。
HSPさんはネガティブな雰囲気の中にいるだけで、気持ちが落ち込んでしまうからです。
悪口を言う人ではなく、なるべく一緒にいると居心地のいい人と過ごすことが大切です。



相手よりも、自分自身の心を大切にしましょうね
2.一人で落ち着ける場所や時間を作る
HSPさんは他人と関わる中で、様々な刺激を取り込み、ストレスをためやすい傾向があります。
そのため、1人で心を休めるための場所や時間を作るようにしましょう。
1人で深呼吸をして落ち着ける時間が、HSPさんの疲労を回復させてくれます。
3.気にしない練習をする
悪口を言う相手から離れられない場合は、意識的に聞き流したり、違うことを考えたりするようにしましょう。
始めは「相手が怒らないかな?」などと気になりますが、気にしない練習をしていくことで、スルーできるようになります。
「また言ってるなぁ」と、聞き流せるようになるとストレスにならなくなりますよ。



スマホを見ているフリでもいいんです
4.すべての人から好かれようと思わない
すべての人から好かれようと思って付き合っていると疲れてしまいます。
誰でも、苦手な人もいれば、気の合う人もいて当然。全ての人から好かれることは不可能なのです。
そのため、自分のことを悪く言ってくる人に対して、あれこれと気にする必要はありません。
5.気持ちを書き出して整理する
ネガティブな気持ちを頭の中だけで考え続けていると、どんどん悪い方向にいってしまいがちです。
相手の発言や自分が感じたことなどを、手帳やスマホのメモ機能などに書き出してみましょう。
書き出すことで、頭の中のグルグル思考が整理することができるので、おすすめです。



頭で考えていたことよりも、ちっぽけな内容だったりしますよ
6.「悪口=相手の問題」と考える
悪口を言う人は、必ずしもあなたに問題があるから言っているのではなく「その人自身のストレスや考え方のクセ」が原因であることが多いです。
例えば「自信がないから他人を悪く言う」「口が悪いだけ」「誰にでも同じ態度をとる」など。
つまり、悪口=相手の性格やストレスの表れであり、あなた自身の価値とは無関係だと考えましょう。
7.気にしすぎる自分を責めない
一番大切なことは「気にしないこと」。
ただ、刺激に敏感で様々なことを感じ取ってしまうHSPさんにとって、気にしてしまうのは仕方のないことです。
そこで、気にしすぎる自分を責めないよう心がけることが大切です。
気にしちゃっても大丈夫。でも「あ~また、気にしちゃったなぁ」と、自分を認めてあげてくださいね。
まとめ
HSPさんは、以下のような理由から悪口や陰口を言う人が苦手です。
- 共感力が高い
- 正義感が強い
- 自分も言われているのではと不安になる
- 時間の無駄だと感じる
- 悪口を言う人がいる場の「雰囲気」そのものが無理
そのため、悪口や陰口だらけの環境にいると、ストレスや疲労がたまってしまうのです。
悪口・陰口が苦手なHSPさんにおすすめの心の守り方は、以下の7つです。
- 悪口を言う人と距離をおく
- 一人で落ち着ける場所や時間を作る
- 気にしない練習をする
- すべての人から好かれようと思わない
- 気持ちを書き出して整理する
- 「悪口=相手の問題」と捉える
- 気にしすぎる自分を責めない
ポジティブで安心できる環境に身を置くことが、HSPの人にとっては心の健康を守るために大切といえます。
悪口や陰口を言う人がいることで、ストレスがたまったり、仕事を辞めることに繋がることはもったいないです。
悪口や陰口を言う人にあなたの貴重な時間を取られないように、自分の心を守っていけるといいですね。

