HSPさんが苦手とする“大人数の場”を乗り越えるための5つのヒント

どうして、人数が多くなると話せないんだろう?

飲み会のあとは、疲労感が半端ないのよねぇ…

1対1だったら何でも話せるのに、大人数になった途端に話せなくなることありませんか?

それは性格の問題ではなく、生まれ持ったHSP気質が関係しているのかも知れません。

HSPさんが、大人数といるとクタクタになってしまう理由とその場を乗り越えるためのヒントをお伝えします。

この記事でわかること

・HSPさんが大人数が苦手な理由

・3人以上になると自分を出せなくなる理由

・大人数で集まる時に心がラクになる対処法

目次

HSPさんが苦手な“大人数”のパターン

HSPさんが苦手とする「大人数」のパターンをまとめてみました。

「大人数」の捉え方が、非HSPさんとは違うものも…

  • 会議
  • 飲み会や打ち上げなどの集まり
  • 昼休憩の食事の時間
  • 保護者会
  • PTAの話し合い
  • 3人以上での会話

上記の文章を書いているだけでも、胸がキューっと締め付けられる感じになるほど、筆者は苦手です。

・大人数が集まる会議

参加人数が多ければ多いほど、職場の会議は苦手です。

大勢の前での「発言」なんて、心臓のバクバク音が全員に聞こえているのではないか?と思うほど緊張します。

・飲み会や打ち上げなどの集まり

できることなら参加したくないランキング第1位がこれ。

仲の良いメンバーとなら、まだしも、先輩や上司との飲み会は逃げたくなります。

・昼休憩の食事の時間

昼休憩は、1人になりたいんです。

複数の人と一緒に食事をするのは、食べなきゃいけない…話さなきゃいけない…のプレッシャーで疲れます。

・保護者会

HSPママさんにとっては、賑やかなママたちが集まる保護者会も苦手。

1分でも早く時間が過ぎることを願いつつ、目立たないようにして、その場を耐えます

・PTAの話し合い

PTAの役員さんって、すごい「できる女性」に見えてしまって、別世界の人に感じてしまう。

「話し合いの場」に参加はするけれど、「話し合い」に入っていくのが苦手です。

・3人以上での会話

2人だと何でも話せるけれど、3人になった途端、孤立をしてしまいがち。

話に入るタイミングがわからず、他の人の聞き役に徹することが多いです。

3人以上になると、座る場所にも気を遣います…

HSPさんが大人数といると疲れる理由

では、なぜHSPさんは、大人数が苦手なのでしょうか?

大人数といると疲れてしまう理由は、以下の5つです。

大人数といると疲れる理由

1.気を遣い過ぎる

2.他人の感情や表情に敏感

3.まわりの音や声が気になる

4.会話の中に入れない

5.休む時間が取れない

1.気を遣い過ぎる

HSPさんは、場の空気に合わせようと無意識に気を遣いすぎてしまうことがあります。

相手のことばかり考えて、自分の気持ちは後回し…そのため、知らないうちにエネルギーを消耗してしまうのです。

足りない物があったら取りに行き、困っている人がいたら助けてあげて…常に頭の中は、フル回転です。

こんなに常に考えて行動していれば、疲れますよね

2.他人の感情や表情に敏感

HSPさんは、他人の感情や場の雰囲気に敏感です。

人が多いと様々な感情が飛び交い、情報量が多すぎて、頭がパニック状態になってしまいます。

3人以上になると苦手だと感じるのは、そのためなのです。

3.まわりの音や声が気になる

大人数の場では、話し声やBGM、人の動きなど刺激が多すぎて疲れやすくなります。

HSPさんは、音・光・匂い・人の感情などの刺激を普通の人よりも強く感じやすいためです。

まわりがうるさい中で、自分が話をすることは、とてもストレスを感じます。

逆に大人数が集まっているのに、沈黙が続くのも苦手です。

4.会話の中に入れない

大人数での会話は、雑談が中心になるため「意味のない会話」「無駄な時間」だと感じることがあります。

また「今、話しかけても大丈夫かな?」「話題が終わったらどうしよう」などと考えすぎて、会話に入るタイミングを逃してしまうのです。

5.休む時間が取れない

大人数の場では、静かに休める場所や時間がなく、ストレスがたまりやすくなります。

HSPさんにとって休む時間は、心と身体をエネルギーチャージするための大切な時間です。

周囲に気を遣い、話や集まりの途中で退席することも苦手のため、終わった頃にはクタクタになります。

何とかトイレに行けた時は、まずは大きなため息…

HSPさんが苦手な“大人数の集まり”での対処法

HSPさんが苦手な“大人数での集まり”…。

少しでも、気持ちを落ち着かせて参加できたらいいですよね。

では、どのように対処していけばよいのでしょうか?

苦手な集まりでの対処法

1.聞き役にまわる

2.気心の知れた人の隣に座る

3.退席しやすい場所に座る

4.苦手なものは仕方ないと割り切る

5.断る勇気も持つ

1つでも身につけると、心がラクになりますよ

1.聞き役にまわる

無理に会話の輪に入ろうとせず、ニコニコしながら聞き役にまわりましょう。

場の雰囲気を盛り上げる必要も、会話に深く入り込む必要はありません。

しかし、共感力が高く、落ち込みやすいHSPさん。ネガティブな内容や悪口などは、聞き流すことも大切です。

2.気心の知れた人の隣に座る

気を遣う人の隣を避け、なるべく気心の知れた人の隣に座るようにしましょう。

全体での盛り上がりに無理に合わようと頑張らなくていいのです。

全体の会話には入っているように見せつつ、近くの仲間とその場を楽しみましょう。

事前に「一緒にいよう」と話しておくと良いですよ

3.退席しやすい場所に座る

なるべく入口や壁側など、退席しやすい場所に座るよう心がけましょう。

HSPさんにとって、身動きができない人と人の間の席は刺激が強すぎて、一時も落ち着きません。

なるべく、心を落ち着かせて参加できる場所を探しましょう。

4.苦手なものは仕方ないと割り切る

HSPさんは人と関わるのが苦手なのではなく「刺激を受けすぎて疲れやすい」だけです。

苦手なものは仕方ないと割り切って、決して無理せず、自分に合ったペースで参加しましょう。

割り切って参加しつつ、帰宅するまでの体力を取っておきましょうね。

誰にだって苦手なものは、あるはずですよね~

5.断る勇気も持つ

どうしても気が進まない場合、断るのも一つの方法です。

参加しないと関係が悪くなるような場でなければ、勇気をもってお断りしても大丈夫です。

HSPの人にとって大事なのは、自分のエネルギーを守ることなのです。

まとめ

HSPさんが大人数が苦手な理由は、以下の5つです。

  • 気を遣い過ぎる
  • 他人の感情や表情に敏感
  • まわりの音や声が気になる
  • 会話の中に入れない
  • 休む時間が取れない

決して人と関わるのが苦手なのではなく、HSPさんの気質によって様々な刺激を受けてしまい、疲れやすいのです。

HSP気質は生まれ持ったものであり、治そうと思っても治せるものではありません。

そのため、うまく対処しながら苦手な「大人数」と付き合っていくしかないのです。

HSPさんの”大人数が集まる時の対処法”は、以下の5つです。

  • 聞き役にまわる
  • 気心の知れた人の隣に座る
  • 退席しやすい場所に座る
  • 苦手なものは仕方ないと割り切る
  • 断る勇気も持つ

HSPさんにとっては、大人数の場に行くだけでも勇気がいるし、頑張ったことですよね。

参加した後は、自分を大いに褒めてあげてくださいね。そして、ゆっくり心と身体を休めてあげることが大切です。

苦手なものは苦手で大丈夫!頑張りすぎて、心を壊さないようにすることを1番に考えましょうね!

この記事を書いた人

HSP40代の双子ママです。
HSPである自らの経験をもとに、同じ悩みを持つ方が「自分らしく」生きるヒントを発信していきます。
転職しても転職しても、立ちはだかる面倒くさい人間関係と苦手な職場環境に悩む毎日にさようなら。自分らしい生き方を共に探しましょう!

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