
何でこんなにいつも頑張っちゃうんだろう?



頑張り過ぎて、いつもクタクタ…
「どうして私はこんなに頑張りすぎてしまうんだろう?」と感じることはありませんか?
まわりの期待に応えたい、迷惑をかけたくない…その優しさが、知らないうちに自分を追い込んでしまっているかもしれません。
今回は、HSPさんが頑張りすぎちゃう理由と頑張りすぎないための方法についてお話します。
・HSPさんが気づかずに頑張ってしまっていること
・HSPさんがつい頑張りすぎてしまう理由
・HSPさんが頑張りすぎてしまう時の対処法



頑張りすぎない“頑張り方”を探しましょうね
HSPさんが気づかずに頑張りがちなこと


HSPさんは「頑張りすぎ」と言われても、自分自身では当たり前のことをしているだけなので、何を頑張っているのかわからないことも。
ここでは、HSPさんが知らず知らずに頑張ってしまっていることお伝えします。
- 苦手な環境に居続ける
- 他人の感情をすべて受け止める
- 休む時間を削る
- 一人ですべて抱え込む
- 期待に応えようとする



詳しくお伝えしていきますね
1.苦手な環境に居続ける
HSPさんは苦手だと思う環境でも、なかなか辞められずに居続ける傾向があります。
こんな風に頑張っていませんか?
- 自分が辞めたら、まわりに迷惑をかけてしまう
- 新しい場所で、また1から人間関係を築くのは大変
- 自分が悩んでいるだけで、もっと頑張れば慣れるのかも
- 仕事を辞める=逃げること
無理をし続けることは、自分の心と身体に負担をかけることになります。
自分の気持ちにしっかり耳を傾けて、頑張りすぎる自分にブレーキをかけてあげましょう。


2.他人の感情をすべて受け止める
HSPさんは他人の機嫌が悪いと、すべて原因が自分にあると思いがちです。
例えば…
- 誰かがイライラしている → 「私が、何かしたからかな?」
- 朝の挨拶が返ってこない → 「昨日、何かしちゃったかな?」
相手の機嫌の悪さは、まず自分には原因がないことが多いです。
相手の感情まで自分が責任を負わなくて大丈夫。そんなことで、エネルギーを使うのは、やめましょう。


3.休む時間を削る
HSPさんは責任感が強く、完璧主義なため、休む時間を削って作業をする傾向があります。
しかし、休む時間を削ることは、注意力や集中力が低下し、ミスやトラブルを招くことにつながります。
しっかり休むことで、本来の自分らしさを発揮できることを忘れないようにしましょう。
4.一人ですべて抱え込む
HSPさんは、まわりの期待に応えようとするあまり、1人ですべて抱え込む傾向があります。
感受性が強く、無意識に「自分で何とかしなければ」と思ってしまうためです。
例えば…
- 仕事や家事を「完璧にこなさなければ」とプレッシャーを感じる
- 「このくらい自分でやらなきゃ」と抱え込みすぎてしまう
- 他人と比べて「自分はまだまだ」と思ってしまう



誰かに頼ることへの罪悪感をなくしていきましょう
5.期待に応えようとする
何事も相手の期待に応えようと、頑張ってしまいがちです。
例えば…
- 〇〇さんが困るだろうから、私がやらなきゃ
- 断れないから、私が頑張らなきゃ
- 退勤時間過ぎたけど、あと少しだから、やっておこう
期待されていることは、やらなくてはいけないことではないことを理解しましょう。
相手のためではなく「自分のために」エネルギーをなるべく消費しない方法を考えましょう。
HSPさんが頑張りすぎてしまう理由


HSPさんが頑張りすぎてしまう理由は、次の4つです。
- 共感力が高い
- 完璧主義
- 失敗や批判がこわい
- まわりの目を気にする



詳しく見ていきましょう
1.共感力が高い
HSPさんは、相手が困っていたり苦しんでいたりすると「自分が頑張らなきゃ!」と思いがちです。
なぜなら、非HSPさんよりも共感力が高いからです。
他人の気持ちに敏感で、人の期待に応えようとするため、つい無理をしてしまうのです。
2.完璧主義
細かいところに気づきやすく、質の高い仕事をしたいと考えるため「もっとできる!」と思う傾向があります。
HSPさんは、完璧主義の人が多いからです。
手を抜くことにも罪悪感を感じやすいです。
3.失敗や批判がこわい
HSPさんは、怒られたり否定されたりすることに強いストレスを感じます。
真面目で責任感が強いためです。
そのため「失敗しないように」「迷惑をかけないように」と人一倍努力し、頑張りすぎてしまうのです。



些細なミスもしたくないので、常に全力疾走…
4.まわりの目を気にする
職場や家庭で「もっと頑張れば喜んでもらえるかも」と、まわりの目を気にする傾向があります。
HSPさんは、空気を読む力が高いためです。
まわりの目を気にするあまりに、つい頑張りすぎてしまうのです。



だから、1人でコツコツとやれる仕事が理想ですよね


HSPさんの頑張りすぎる性格をやめる5つの方法


HSPさんの頑張りすぎる性格をやめる5つの方法は、次のとおりです。
- 「やらなきゃ」を「やりたい」に変えてみる
- 「100%でなくても大丈夫」の意識をもつ
- 断る勇気をもつ
- 予定に「休む時間」を組み込む
- ありがとうを素直に受け取る



自分に合った方法が見つかりますように…
1.「やらなきゃ」を「やりたい」に変えてみる
HSPさんは「〇〇しなきゃ」という義務感で頑張りすぎることが多いです。
夜ご飯をちゃんと作らなきゃ → 惣菜買ってきて、子どもたちとゆっくり過ごせる時間を作ろう
週5フルタイムで働かなきゃ → 体力と気持ちを優先した勤務時間にしよう
「絶対やらなきゃ」と思うものほど、少し力を抜く意識を持つと心がラクになりますよ。
2.「100%でなくても大丈夫」の意識をもつ
「100%でなくても大丈夫」 の意識をもつことが大切です。
HSPさんは完璧主義な人が多く、全力でやらなきゃと思いがちだからです。
例えば…
- 家事は「できる範囲」でOK(全部完璧じゃなくていい)
- 仕事は「求められるレベル」を把握し、やりすぎない
- 育児は「適度に手を抜いて大丈夫」と自分に言い聞かせる
むしろ、80%くらいで止める方が、長く安定して続けられます。
3.断る勇気をもつ
時には、断る勇気をもつことが大切です。
HSPさんは共感力が強いため、頼まれたことを断るのは「相手に申し訳ない」と感じてしまうからです。
しかし、全てを引き受けていると、1人でクタクタになってしまいます。
- 「今は、ちょっと忙しいです」
- 「〇〇ならできますが、全部は無理かもしれません」
- 「他の人にもお願いしてみてはどうですか?
最初は勇気がいりますが、少しずつ練習すると「断っても大丈夫なんだ」と思えるようになりますよ。
4.予定に「休む時間」を組み込む
予定に始めから「休む時間」を組み込んで、意識的に休むことも大切です。
HSPさんは刺激を受けやすく、人一倍疲れやすいためです。
- 何もしない時間を作る(5分でもOK)
- カフェでボーッとする
- 深呼吸やストレッチをする
- 好きな音楽を聴く
「休むのも仕事の一部」と意識して、自分の心をリラックスさせてあげましょう。
5.ありがとうを素直に受け取る
周りから言われる「ありがとう」の言葉を素直に受け取ることを心掛けましょう。
HSPさんは「もっと頑張らなきゃ」と思いがちですが、周りはすでにあなたの頑張りを認めていることが多いのです。
誰かに「ありがとう」と言われたら…
「そんなことないですよ」ではなく「ありがとうございます!」と返す
「もう十分頑張っている」と自分に言い聞かせる
これを繰り返すことで、「私はもう十分やっているんだ」と実感しやすくなりますよ。
まとめ
HSPさんの「頑張りすぎる性格」をやめる5つの方法は、次のとおりです。
- 「やらなきゃ」を「やりたい」に変えてみる
- 「100%でなくても大丈夫」の意識をもつ
- 断る勇気をもつ
- 予定に「休む時間」を組み込む
- ありがとうを素直に受け取る
HSPさんは、すでに十分頑張っています。
それ以上頑張りすぎないように、まずは自分の心を大切に過ごしていきましょう。
「少し手を抜いても大丈夫」「休んでもいい」そんな風に思えるようになると、もっとラクに生きられるようになりますよ。
一緒に自分に合ったペースを探していきましょうね。

