
なんで、こんなに疲れやすいんだろう?



疲れを回復するまでに時間かかっちゃう…
仕事をして、育児をして、家事をして…まわりのママと同じ生活のはずなのに、自分だけ疲れやすいと感じていませんか?
実は、HSPさんが人一倍疲れやすいのには、ちゃんと理由があります。
無理をしているからでも、気が弱いからでもないのです。
今回は、HSPさんが疲れやすい理由と、疲れにくくするための方法、疲れた時の対処法をご紹介します。
・HSPさんが疲れやすいのはなぜ?
・HSPさんが疲れにくくなるための方法
・疲れてしまった時の対処法



疲れをためずに、自分らしく過ごしたいですね!
HSPさんが疲れやすいのはなぜ?


HSPさんが疲れやすいのはなぜでしょうか?
理由は、次の4つです。
- 刺激に敏感
- 人に気を遣いすぎてしまう
- 深く考えすぎてしまう
- 感情のアップダウンが激しい
1.刺激に敏感
HSPさんは、音・光・匂い・人の感情など、外からのあらゆる刺激に対してとても敏感です。
普通の人なら気にならないような騒音や、強い照明、人混みのざわざわした空気さえも、大きな負担に感じがち。
常にたくさんの情報が頭の中に入ってくるので、無意識のうちに神経をすり減らしてしまうのです。



いつも何かを気にしているから疲れちゃうんですよね
2.人に気を遣いすぎてしまう
HSPさんは人の気持ちにとても敏感で、いつも周りの空気を読みながら過ごしています。
例えば…
- 私の言葉で、傷ついていないかな?
- 今のタイミング、迷惑じゃないかな?
そのため、職場やママ友との会話、LINEのやりとり一つとっても、かなりエネルギーを使いがち。
自分では意識していなくても、相手に合わせようとするだけで心がぐったりしてしまうのです。




3.深く考えすぎてしまう
HSPさんは、ひとつの出来事についてもいろんな角度から、じっくり考える傾向があります。
例えば…
- 「あれも準備しなきゃ、もしこうなったらどうしよう…」と先回りして心配する
- 何気ない会話の中で「もしかして、嫌な思いさせちゃったかも…」と気にする
考えすぎてしまうことで、頭の中がずっとフル回転。気づかないうちに、脳がヘトヘトになってしまうのです。
4.感情のアップダウンが激しい
人の悲しみや怒り、イライラなどの感情を自分のことのように感じてしまいがち。
HSPさんは共感力が高いからです。
例えば…
- 誰かが辛そうにしていると、自分まで胸が苦しくなる
- うれしい知らせを聞き、自分のことのように喜んで涙が出る
このように、日々の感情のアップダウンが大きいため、心が消耗しやすくなってしまうのです。
HSPさんが疲れにくくなるための対策


HSPさんが疲れやすいのは、生まれ持った気質によるものなので「根本的に治す」というよりも、うまく付き合っていくことが大切です。
そのためには、日常の中で「できるだけ疲れない工夫=予防策」を取り入れておくことがとても効果的です。
ここでは、HSPさんが疲れにくくなるための具体的な対策を5つご紹介します。
- 刺激が少ない環境を作る
- 自分の「疲れサイン」を知っておく
- 断る勇気を持つ
- 予定の詰めすぎに注意する
- 自分に合うセルフケアを習慣にする
1.刺激が少ない環境を作る
まずは「疲れやすい原因=刺激」をできるだけ減らすことがポイントです。
例えば…
- 外出先ではイヤホンで好きな音楽を聴く
- カフェでは静かな席を選ぶ
- まぶしい光が苦手なら、サングラスを活用する
家の中では、間接照明を使ったり、音を静かに保つ工夫をするだけでも心が落ち着き、疲れにくくなります。
2.自分の「疲れサイン」を知っておく
自分なりの“疲れサイン”を知っておくことで、早めに休憩を取ることができ、疲れをためこまずにすみます。
HSPさんは、疲れを我慢しすぎて限界まで頑張ってしまうことが多いからです。
疲れのサインとは…
- 頭がボーっとする
- なんだかイライラしやすい
- 一人になりたくなる
- 涙が出てくる
「ちょっと疲れてきたかも…」と思ったら、少し横になる、深呼吸をするなど、すぐにできることを習慣にしていきましょう。


3.断る勇気を持つ
「迷惑をかけたくない」「期待に応えなきゃ」と、つい無理をしてしまうHSPさん。
でも、その優しさが自分をどんどん消耗させてしまうこともあります。
本当に無理なことには、勇気を出して「NO」と言っていいのです。
すぐには難しくても「少し考えてもいいですか?」とワンクッション置くことで、自分の心を守ることができますよ。
4.予定の詰めすぎに注意する
HSPさんは、たとえ楽しい予定でも、連続してしまうと心と体が疲れてしまうことがあります。
できるだけ1日のスケジュールには“余白”をつくるように意識しましょう。
例えば…
- 午前出かけたら、午後は家でゆっくり過ごす
- 土日のどちらかは、予定を入れない



自分のペースを優先しましょうね


5.自分に合うセルフケアを習慣にする
毎日少しでも、自分の心と体を癒す時間を持つことはとても大切です。
どんな方法でもいいので「これをするとホッとする」という時間を日常に取り入れていきましょう。
例えば…
- ハーブティーを飲む
- 好きな音楽を聴く
- アロマを炊く
- ゆっくりお風呂に入る
忙しい日だったとしても、5分でも自分を労わる習慣があるだけで、疲れにくくなります。
HSPさんが疲れてしまった時の対処法


どれだけ気をつけていても「急な予定や人との関わり」「環境の変化」などで、どうしても疲れてしまうときってありますよね。
そんな時には、自分を責めるのではなく、やさしくいたわってあげることがとても大切です。
HSPさんが疲れてしまった時にできる具体的な対処法は、次の4つです。
- とにかく休む
- 「また疲れてしまった」と責めない
- 一人の時間をつくる
- 自分にやさしい言葉をかける



簡単にできる対処法ばかりなので、試してみてくださいね
1.とにかく休む
疲れた時には、とにかく何もせず、五感を休める時間をとることが最優先です。
これだけでもOK!
- 静かな部屋で目を閉じる
- ベッドで横になる
- お風呂でボーっとする
スマホやテレビからも離れて「何もしない時間」を作ってみてください。
それだけで、ぐっと心と体が回復しやすくなります。
2.「また疲れてしまった」と責めない
疲れた時ほど「どうして私はこんなに疲れるんだろう」と自分を責めてしまいがち。
でもそれは、あなたが人のことを気遣って、真面目に頑張ってきた証拠です。
今日もよく頑張ったね
疲れるのも当然だよね
と、あたたかい言葉を自分にかけてあげてくださいね。



自分にやさしくすることで、回復も早くなりますよ
3.一人の時間をつくる
人と関わることが続いた後や、にぎやかな場所にいた後は、一人になって心を落ち着ける時間が必要です。
例えば…
- 散歩をする
- 静かなカフェでゆっくりする
- 家族に少しだけでも時間をもらう
このように「一人になれる環境」を意識的につくってみましょう。
誰にも気を遣わず、自分だけのペースで過ごすことで、心のエネルギーが少しずつ戻ってきます。
4.自分にやさしい言葉をかける
HSPさんは自分に厳しくしすぎる傾向があります。
でも、疲れている時こそ、自分にやさしくしてあげることが大切です。
私は私のままでいい
ちゃんと頑張っている
そんなシンプルな言葉でも、心はふっと軽くなるものです。
紙に書いて貼っておいたり、スマホのメモに入れておくだけでも、疲れた時に助けてくれるはずですよ。


まとめ
HSPさんが疲れやすいのは、決して「弱いから」や「気にしすぎだから」ではありません。
人よりも多くのことを感じ取り、深く考え、人に寄り添ってきたからこその“感受性の高さ”によるものなんです。
だからこそ大切なのは、自分を責めるのではなく、自分に合った工夫でやさしくケアしてあげること。
- 日常の中で刺激を減らす工夫をする
- 予定の詰めすぎに気をつけて、余白をつくる
- 疲れたときには「何もしない時間」をしっかり取る
- 「よく頑張ってるね」と、自分にやさしい言葉をかける
そんな小さな積み重ねが、HSPさんにとって大きな安心と回復につながります。
ありのままの自分を大切にしながら、無理なく心地よく過ごせる毎日を目指していきましょうね。