
昼寝したのにまだ眠いんだけど…



寝不足だと家族にイライラしちゃって…
家事や育児をこなす中で「どうしてこんなに眠いんだろう」とモヤモヤしていませんか?
筆者は、眠いとイライラが家族に向いてしまって「こんな母でごめん…」と、自己嫌悪になることもあるほど。
でも、それは自然のことで、HSPさんは「ロングスリーパー」が多いと言われているんです。
今回は、HSPさんが寝すぎてしまう理由と、快眠のための対処法をお伝えします。
・なぜHSPさんはロングスリーパーなの?
・HSPさんにとって、ロングスリーパーのメリットとデメリット
・HSPさんが快眠するための対処法



ちなみに、ロングスリーパーとは「1日に10時間以上の睡眠が必要な人」のことをさします。
HSPさんがロングスリーパーと言われる理由


HSPさんがロングスリーパーと言われる理由は、次の3つです。
- 刺激を受けすぎて脳が疲れてしまうから
- 深く考えすぎて疲れてしまうから
- 仕事や人間関係で疲れてしまうから
HSPさんは繊細なため、心も身体も疲れやすい傾向があります。
しかし、他人に気を遣をつかってしまうため、相談したり、ストレス発散をしたりすることが苦手です。
その結果、HSPさんは疲れた体を癒すために睡眠を多くとろうとするのです。



どんなことに疲れるのか?詳しく説明します
1.刺激を受けすぎて脳が疲れてしまうから
HSPさんは、音や光、人の気配、匂い…日常のちょっとした刺激にも敏感に反応しがち。
まわりの人が気にならないようなことでも、脳は一生懸命キャッチして処理しています。
ずっと脳がフル稼働した状態でいるからこそ、脳をしっかり休ませるために、たっぷり眠ることが必要なのです。
「なんだかよく寝ちゃう…」=脳が休もうとしているサイン
2.深く考えすぎて疲れてしまうから
HSPさんは、物ごとをじっくり考える力を持っています。
心の中でずっと考えごとをしている状態が続くと、それだけでぐったり疲れてしまいます。
例えば…
- 「〇〇ではなくて△△のやり方のほうが良かったかなぁ?」
- 「あの時の言い方、まずかったかな?」
ずっと動いている心を労わるには、しっかり眠って「いったん手放す時間」をつくることが大切なのです。


3.仕事や人間関係で疲れてしまうから
日々の仕事や家事、そして人との関わりの中で、HSPさんはとても気を遣って過ごしています。
例えば…
- 職場での空気感
- 相手のちょっとした一言
- 周りの表情の変化
このように、いろんなことを感じ取りながら行動しているので、クタクタになりがち。
自分らしさを取り戻すためには、長く眠ることで心と体をリセットする時間が必要なのです。


HSPさんがロングスリーパーであることのメリットとデメリット


では、HSPさんがロングスリーパーであることのメリットとでデメリットはあるのでしょうか?
HSPさんがロングスリーパーであることのメリット
メリットは、次の3つです。
- 刺激から回復できる
- メンタルが安定する
- 生活リズムを保ちやすい(在宅ワークなどの場合)
刺激から回復できる
脳や神経をしっかり休められ、感情のリセットや疲労回復にとても有効です。
メンタルが安定する
日中の不安やモヤモヤがクリアになりやすく、メンタルの安定にもつながります。



これは大きなメリットですよね
生活リズムを保ちやすい(在宅ワークなどの場合)
在宅やフリーランスで働いているHSPさんであれば、ロングスリーパーでも自分の生活リズムを守りながら活動できるのは大きなメリットです。
HSPさんがロングスリーパーであることのデメリット
HSPさんにとって、メリットが多いロングスリーパーですが、デメリットもあります。次の3つです。
- 社会のリズムに合わせにくい
- 逆に身体が疲れてしまう
- 時間が足りないと感じることがある
社会のリズムに合わせにくい
朝が弱く、長時間眠らないとスッキリしないと、学校や会社など時間が決まっている場合には辛さを感じがちです。
逆に身体が疲れてしまう
寝すぎると「体が怠い」「沢山寝たはずなのにまだ眠い」など、逆にすっきりと起きられないことがあります。
時間が足りないと感じることがある
一日のうち多くを睡眠に使うため、他のことをする時間が少なくなり、やりたいことが進まない焦りを感じることもあります。



寝すぎた自分を責めてしまいがち…
しかし、デメリットを気にして、寝ることを我慢するのは逆効果。
「睡眠は自分を守る手段」と捉え、質の高い睡眠を取れるようにしていきましょう。
「私はHSP気質で、脳が多くの情報を処理して疲れやすい。だから睡眠時間が必要なんだよ」と、パートナーや家族に説明して、理解してもらっておくことも大切です。
HSPさんが快眠するための対処法
ロングスリーパーのHSPさんが質の高い睡眠をとり、快眠できるようにするための対処法は、次の5つです。
- 寝る前にパソコンやスマホを見ない
- 起床時間や就寝時間を決める
- ゆっくりお風呂に入る
- 日中に「マインド休憩」をとる
- 自分に合った睡眠環境を整える



意識して取り入れてみてくださいね
寝る前にパソコンやスマホを見ない
スマホからの情報は、思った以上に脳を刺激しています。
とくに寝る前のSNSチェックは、脳が興奮してしまうので注意しましょう。
寝られなくなる原因に…
- 辛くなるニュース
- インスタやXの他人の投稿
- お笑い芸人のコント動画(他も観たくなる)



見始めちゃうと、あれもこれも…と終われなくなりがち
1.起床時間や就寝時間を決める
毎日バラバラな時間に寝たり起きたりしていると、体内時計が乱れてしまい、ぐっすり眠れない原因に。
HSPさんは「ルーティン」によって、心が落ち着きやすくなるからです。
- 「夜は22時には布団に入ろう」
- 「朝は7時に起きて朝日を浴びよう」
このように、無理のない範囲で起きる時間・寝る時間を決めてみてくださいね。
自然と眠気がくるリズムが整って、朝も気持ちよくスタートできるようになりますよ。
2.ゆっくりお風呂に入る
ぬるめのお湯にゆったり浸かると、緊張していた自律神経もゆるみやすくなります。
お気に入りの入浴剤やシャンプーなどを使えば、さらにリラックス効果も。



私は、シャワーだけの日々が続いているとイライラしがちです
家にいながら旅行した気分を味わえますよ
3.日中に「マインド休憩」をとる
日中に心を休める時間を作っておくと、大きなストレスを抱かずに夜には、深い眠りにつくことができます。
HSPさんは、ただの身体の疲れよりも「心の疲れ」が溜まりやすからです。
例えば…
- ゆっくりコーヒーやお茶を飲む時間を作る
- 15分だけ昼寝をする
- 好きな音楽を聴く
4.睡眠環境を整える
ぐっすり眠れるように寝室の環境を変えてみることもおすすめです。
HSPさんは、音や光に敏感だからです。
例えば…
- 遮光カーテン
- 明るすぎず、暗すぎない照明
- 静音タイプの加湿器
ちょっとした工夫で、睡眠の質がグッと変わりますよ。
横置きでも使える!明るさだけでなく、光の色も調整できます
5.自分にあった寝具をとり入れる
布団やパジャマの肌ざわり、枕の高さなど、ちょっとしたことに敏感なHSPさんにとって「寝具選び」は、とても大切です。
例えば…
- 肌ざわりが心地よいガーゼケット
- 頭や首をやさしく支えてくれる低反発まくら
- 優しい素材のパジャマ
筆者おすすめの寝具2つをご紹介しますね。
春・夏・秋の3シーズン使用可!感触がたまらないケット
もちもちの新触感まくら!丸洗いできちゃいます
自分に合ったのアイテムを取り入れることで「安心して眠れる空間」を整えることができますよ。
まとめ
「寝ても寝ても眠い…」
HSPさんがロングスリーパーが多い理由は、疲れた体を癒すために睡眠を多くとろうとするため。
HSPさんの優しさと繊細さが、日々たくさんのことを感じ取っている証拠なのです。
HSPさんが快眠するための対処法は、次の5つ。
- 寝る前にパソコンやスマホを見ない
- 起床時間や就寝時間を決める
- ゆっくりお風呂に入る
- 日中に「マインド休憩」をとる
- 自分に合った睡眠環境を整える
よく眠ることは、決して悪いことじゃありません。
むしろ、あなたがあなたらしく生きていくために、必要なことなんです。
あなたらしく過ごせることが、家族のためにもつながります。
自分にできる対処法から取り入れながら、寝る時間を大切にしていきましょうね。