
細かいことを気にしない人って、なんで平気なんだろう?



誰とでもうまく付き合える人がうらやましい
いつもポジティブで、細かいことを気にせずにいる人に「私も、ああなれたらなぁ…」と思ったことありませんか?
筆者はHSP気質が強めなので、日常のちょっとしたことにも神経を使ってしまって、疲れることがよくあります。
だからこそ「HSPじゃない人って、生きやすそう」と、羨ましく感じることがあるんです。
今回は、筆者のように「HSPじゃない人が羨ましい」と感じやすい理由と、そう思ってしまう自分との付き合い方をご紹介します。
・HSPさんじゃない人って、どんな人?
・HSPさんじゃない人を羨ましいと感じる場面
・なぜHSPさんじゃない人を羨ましいと思うのか?
・HSPさんじゃない人を羨ましいと思った時の自分との付き合い方



この記事を読めば、自分を大切に思えるようになりますよ
HSPじゃない人って、どんな人?


HSPじゃない人とは「生まれつきとても感受性が強く、敏感な気質をもっている人」ではない人のこと。
人口の5人に1人がHSPと言われているので、つまり人口の5人のうち4人は、HSPじゃない人になります。
HSPじゃない人は、こんな人です
・物事に慎重になるほど考えすぎない
・お世辞や嘘を見抜けない
・人混みや大きな音を苦手に感じない
・些細なことは気にせず、すぐ忘れてしまう
・怒られている人がいても、他人事と捉える
・ひとつひとつの物事を深く考えない
・強い光やにおいも気にならない
・機械音や時計の針の音は気づかない



HSPからしたら羨ましいのも当然ですよね
HSPさんじゃない人を羨ましいと感じる場面
HSPさんじゃない人を羨ましいと感じる場面って、ありませんか?
- 人間関係で深く考えない人が羨ましい
- 鈍感な人が羨ましい
- どんな仕事でもこなせる人が羨ましい
1.人間関係で深く考えない人
人間関係で悩みがちなHSPさんにとって、いちいち深く考えない人は、羨ましくてしかたないもの。
HSPさんは、相手のちょっとした表情や口調で、ぐるぐる考えてしまいがちだからです。
HSPさんの頭の中…
- 「もしかして怒ってる?」
- 「私、何か言っちゃったかな?」
- 「さっきの一言が余計だったのかな?
そんなことも、いちいち気にすることなく…
え?全然気づかなかったぁ~
と言ってみたくありませんか?


2.鈍感な人
賑やかなカフェでもパソコンを開き、刺激をスルーして過ごせる人は、羨ましく感じるもの。
HSPさんは、音や光、匂いなどに敏感に反応するからです。
HSPさんは…
- 人の話し声やタイピングの音が気になる
- 店の外の騒音が気になる
- 隣の人の香水の匂いが気になる
手元に集中しようとしても、神経が音や匂いに持っていかれてしまいがち。
え?全然気にならないけど…?
と言ってみたくありませんか?


3.どんな仕事でもこなせる人
仕事が長続きしにくいHSPさんにとって、どんな仕事でも、何なくこなせる人は羨ましいもの。
HSPさんは、仕事内容や職場の雰囲気など、物事を深く考えすぎてしまうからです。
HSPじゃない人は…
- 新しい職場でも、初対面の人とすぐに打ち解けられる
- 注意されても気持ちを切り替え、ひきずらない
- 次から次へと仕事を頼まれてもこなせる
「どうしてあんなに平気でいられるんだろう」「ががダメな人間なのかな…」と自己嫌悪になりますよね。
どんな仕事もこなすことができます!
と言ってみたくありませんか?


HSPさんじゃない人を羨ましいと思う理由
HSPさんじゃない人を羨ましいと思う理由は、次の3つです。
- 自分よりストレスなく生きているように見えるから
- 自己否定を感じやすいから
- 切り替えや切り離しが苦手だから
1.自分よりストレスなく生きているように見えるから
HSPさんは五感や感情、周りの空気にとても敏感なため、何気ない毎日でも刺激が多すぎて疲れやすいです。
逆に、鈍感で気にしすぎない人は、ストレスを感じにくく、のびのび生きているように見えてしまうのです。
→ その「軽やかさ」がうらやましく感じる。
2.自己否定を感じやすいから
HSPさんは自分の繊細さや弱さを「ダメなこと」と考えがち。
「もっと鈍感になれたら、もっと社交的だったら」と、HSPじゃない人と比べて自己嫌悪することも。
→ 「自分にはない強さ」を持っているように見えて、羨ましくなる。
3.切り替えや切り離しが苦手だから
イヤなことをすぐに忘れたり、ミスを切り替えたり、相手の態度を気にしすぎなかったり…
HSPじゃない人は「適度な鈍感さ」で自分を守れているように見えます。
→ それに比べて、いつまでも引きずってしまう自分がイヤになり、羨ましくなる。
「私ももっと楽に生きたい」「私ももっと自分を守れたらいいのに」という、自分自身への切実な願いが、羨ましさになって表れているのです。


HSPさんじゃない人を羨ましいと思う自分との付き合い方


HSPさんじゃない人を羨ましいと思うのは、HSPさんであれば当然のこと。
では、そう思った時、どのように自分と付き合っていけば良いのでしょう?4つの方法をご紹介しますね。
- 羨ましい気持ちを否定しない
- 羨ましさの裏にある“本当の願い”を見つける
- 「ないもの探し」より「あるもの探し」をする
- 自分に合ったペースで生きることを認める
1.羨ましい気持ちを否定しない
羨ましいと感じるのは「私ももっとラクに生きたい」「楽になりたい」という自然な心の声なんだと受け止めてあげましょう。
まずは
- 「羨ましく思ってもいいんだよ」
- 「そんな自分もいていいんだよ」
このように、自分の心に声をかけてあげることが大切です。



決して自分を責めないようにしましょうね
2.羨ましさの裏にある“本当の願い”を見つける
羨ましさは、あなたに必要なものを教えてくれるサインでもあります。
羨ましいと感じる時、その裏には「私ももっと〇〇したい」という願いがあるのです。
例えば…
- 「人間関係をもっとラクにしたい」
- 「音や匂いに疲れない場所で過ごしたい」
- 「焦らず自分のペースで働きたい」



こうした本当の願いに気づいてあげましょう
3.「ないもの探し」より「あるもの探し」をする
羨ましい気持ちが強くなると「自分には○○がない」と足りない部分ばかり見えてきます。
でも、HSPさんには、
- 小さな変化に気づける
- 相手に共感できる
- 物事を丁寧に考えられる
という素晴らしい強みがあります。
「自分だけが持っている感性」に目を向けて、自分の良さを思い出してあげることが大事です。
4.自分に合ったペースで生きることを認める
「もっと鈍感になりたい」「もっと強くなりたい」と思うこともありますよね。
ただ、無理に自分を変えようとするより、
- 自分に合った環境
- 自分に合った働き方
- 自分に合った人間関係
を選んでいく方がずっとラクになります。



自分のペースを認めてあげましょうね
まとめ
羨ましいと感じる心は、あなたがよりラクに、幸せに生きたいと思っている証拠。
その気持ちを責めずに、やさしく受け止めてあげることが大切です。
HSPじゃない人のことを考えると同時に「こんなに頑張ってきたんだね」と、HSPと向き合ってきた自分をたくさん褒めてあげてくださいね。
そして、自分の繊細さを責めるのではなく「私は私のままでいい」そう思える道を、少しずつ一緒に探していきましょう。

