マルチタスクが苦手なHSPさん必見!シングルタスクで楽にこなす方法

HSPさんはマルチタスクが苦手?

なんで私は一度にいろんなことができないんだろう…

みんなは色々こなしてるのに、私はすぐパニック…

家事や育児をしながら仕事をしていると、目が回りそうになりませんか?

HSPさんにとって、マルチタスクは本来とても負担が大きいもの。

今回は、HSP気質のあなたがもっとラクに、楽しく日々のタスクをこなす方法をお伝えします。

この記事でわかること

・HSPさんがマルチタスクが苦手な理由

・HSPさんがマルチタスクで悩む場面(体験談)

・HSPさんがシングルタスクで楽にこなす方法

マルチタスクへの苦手意識を減らしていきましょう!

目次

HSPさんがマルチタスクを苦手とする理由

1.ひとつのことに深く集中する

HSPさんは、一つの物事に対してとても深く集中する力を持っています。

そのため、複数のことを同時に処理しようとすると、頭の中がごちゃごちゃしてしまい、集中ができなくなるんです。

体験談

  • 家事をしながら子どもの宿題を見て、その合間にLINE返信もする
  • あれ?何やってたんだっけ?と頭がパニックに…
  • 結果的に、すべて中途半端になって疲れてしまう

2.完璧にこなそうとする

物事をきちんと、丁寧にやりたいという気持ちが強い傾向があります。

HSPさんは、完璧主義だからです。

そのため、あれもこれも同時にやろうとすると「どれもちゃんとできていない…」と感じて、自己嫌悪に陥ってしまうことも。

体験談

  • 「家事も育児も仕事も、完璧にこなしたい!」と思う
  • 全部、手を抜いちゃダメ!と頑張りすぎてしまう
  • どれも完璧にできていない自分を責める

ひとつひとつのことは、丁寧に完璧にできたとしても、同時に複数の物事を一度に進めるとパニックになりがちです。

3.情報処理に時間がかかる

周りの音や光、人の気配、空気感まで一度にキャッチしてしまう傾向があります。

HSPさんは、刺激に敏感で五感がとても鋭いためです。

そこに「仕事の締切」「子どもの世話」「家事」など複数のタスクが重なると、頭の中はパンク寸前に…。

体験談

  • 家で仕事中、テレビの音、子どもの声、スマホの通知音…
  • それらが重なった時、頭が痛くなってくる
  • 結果的に、やらなきゃいけないことはあるのに、動けなくなる

HSPさんは、スマホの着信音を消す、静かな環境を作るなどの工夫が大切です。

4.気持ちの切り替えが苦手

HSPさんは、一つのことに気持ちが深く入り込む分、次のことに切り替えるのに時間がかかる傾向があります。

そのため、マルチタスクでどんどんタスクが切り替わると、心が追いつかずに混乱してしまうんです。

体験談

  • 午前中は、病気の母の介護のため実家へ
  • 午後の仕事や子どもの習いごとの送迎について考えていたらパニックに…
  • 思考がうまく戻らずに、横になり寝かせてもらった

HSPさんは、切り替えが苦手でエネルギーを消耗しやすいのです。

HSPさんにとってシングルタスクのメリット

HSPさんのように感受性が豊かで情報を丁寧に処理するタイプにとって、シングルタスクはまさに自分らしく動けるスタイルです。

では、HSPさんにとってどんなメリットがあるのか、具体的にお伝えしますね。

シングルタスクのメリット
  • 気が散りにくくなり、集中力が続く
  • 頭の中がスッキリする
  • 一つ終えるたびに達成感が得られる
  • 自分のペースで動ける
  • ストレスが減る

1.気が散りにくくなり、集中力が続く

一つの作業にだけ意識を向けることで、外からの刺激に振り回されにくくなります。

①例えば…

子どもと遊んでいる最中に、頭の中で「あとで○○もやらなきゃ」と考えてしまう

こうすると良い!

「今は子どもと遊ぶ時間」と意識を向けることで、心から楽しめて、子どもも満たされた表情に

②例えば…

洗濯しながら、夕飯の献立を考えたり、子どもに話しかけられたりすると、ついイライラしてしまう

こうすると良い!

洗濯物をたたむ時間は「洗濯だけ」と決めて取り組むと、短時間でも気持ちに余裕ができて、効率もアップ!

日常のさまざまな場面で「今はこれだけ」と決める習慣をつけましょう。

ママにも子どもにも、いいことばかりですね

2.頭の中がスッキリする

「これもやらなきゃ、あれも…」とタスクが頭にあふれていると、それだけで疲れてしまいますよね。

シングルタスクにすると…

今やることだけに意識が向くため、頭の中が整理されて気持ちが落ち着いていきます。

HSPさんって、基本的に頭がスッキリしていないんですよね

3.一つ終えるたびに達成感が得られる

小さなことでも「やり切れた」という感覚は、自己肯定感を育ててくれます

自己肯定感が低い傾向のあるHSPさんにとっては、大きなメリットでしょう。

シングルタスクにすると…

「よし、ひとつ終えた!」という達成感が得られ、やる気にもつながります。

マルチタスクでは得られない達成感ですよね

4.自分のペースで動ける

HSPさんにとって「人に合わせること」は大きなストレスです。

シングルタスクにすると…

自分の心の声に合わせたペースで進められ、無理なく過ごすことができるようになります。

HSPさんにとって、自分のペースは大事です

5.ストレスが減る

複数の作業を並行して行うマルチタスクは、プレッシャーを感じがちです。

あれもこれも…と考えていると、頭の中で整理しきれず、ストレスがたまっていってしまいます。

シングルタスクにすると…

ひとつの作業が終わる度に、落ち着いて次の作業に取り掛かれるため、ストレスを軽減することができます。

シングルタスクって、こんなに良いことだらけなんですね

HSPさんがシングルタスクで楽にこなすための方法

HSPさんがシングルタスクで楽にこなすための方法

では、実際にシングルタスクを日常に取り入れるにはどうしたらいいのでしょうか?

簡単に実践できる方法を6つご紹介します。

シングルタスクで楽にこなすための方法
  • 優先順位を決める
  • 何をしないかを決める
  • 休息を入れる
  • 後でやろうと思いついた内容はメモに残しておく
  • 環境を変えて気分を切り替える
  • 「今はこれだけでいい」と自分に言い聞かせる

詳しく説明していきますね

1.優先順位を決める

まず大切なのが「今日はこれだけやる」とタスクに優先順位をつけることです。

HSPさんは、やるべきことが頭に浮かびやすく、それだけで疲れてしまう傾向があるからです。

「最優先の3つだけ」に絞ることで、ぐっと気がラクになる

2.何をしないかを決める

「今やらなくていいこと」をあらかじめ決めておくことも、おすすめです。

HSPさんは、完璧主義のため「全部やろう」と頑張ってしまいがちだからです。

例えば…

  • 洗濯は、明日でいいや
  • 午前中は、SNSは見ない
  • 夕飯は、冷凍食品でOK

「やること」ではなく「やらないこと」を決めてしまえば、心が驚くほど軽くなる

3.休息を入れる

作業の途中で、意識して休息の時間を取り入れましょう。

集中して作業していると、気づかないうちにエネルギーを使い果たしていることも

特にHSPさんは、五感や感情の刺激で、知らないうちに疲れやすい傾向があるため注意です。

「休む」ことも大切なタスクのひとつとして考える

4.後でやろうと思いついた内容はメモに残しておく

作業中に「あとでアレもやらなきゃ」と別のことが浮かんできて、気が散ってしまうこと、ありませんか?

そんな時は、一旦メモに書き出しておくのがおすすめです。

例えば…

  • 付箋に書いて貼っておく
  • スマホのメモアプリに書く
  • 今、手元にある用紙の裏に書く

「思いついたことは忘れないように一度“外に出す”」ことで、今やっている作業に意識を戻しやすくなります。

5.環境を変えて気分を切り替える

気持ちの切り替えが苦手なHSPさんには、環境を変えることで自然にスイッチを入れる方法がおすすめです。

例えば…

  • パソコン作業はデスク
  • 手帳を書くときはリビング
  • リラックスはソファーでお気に入りのクッションと一緒に

家の中にいても場所を使い分けることで、意識の切り替えもスムーズになり、集中しやすくなります。

6.「今はこれだけでいい」と自分に言い聞かせる

何かをしていても「〇〇も△△もやらなきゃ!」と焦ってしまう時には、この言葉を言ってみましょう。

今は、これだけでいいんだよ

この一言だけで、不思議と気持ちが落ち着いて、目の前のことに集中しやすくなります。

HSPさんにとって「自分にやさしくする言葉」はとても大きなサポートになりますよ。

まとめ

マルチタスクを苦手とするHSPさんがシングルタスクで楽にこなすための方法は、次の6つです。

シングルタスクで楽にこなすための方法
  • 優先順位を決める
  • 何をしないかを決める
  • 休息を入れる
  • 後でやろうと思いついた内容はメモに残しておく
  • 環境を変えて気分を切り替える
  • 「今はこれだけでいい」と自分に言い聞かせる

HSPさんが、マルチタスクを苦手とするのは「甘え」ではなく、生まれ持った「気質」のせいです。

あなたの中にある優しさや丁寧さ、感受性の豊かさが苦手に感じさせている原因なのです。

HSPさんにとって、シングルタスクはまさに自分らしく動けるスタイル

「一つずつ、ていねいに向き合う」ことで、自分らしさを活かした生き方ができるようになるはずです。

あなたに合った方法を無理なく取り入れてみることから始めてみましょう!

この記事を書いた人

HSP40代の双子ママです。
HSPである自らの経験をもとに、同じ悩みを持つ方が「自分らしく」生きるヒントを発信していきます。
転職しても転職しても、立ちはだかる面倒くさい人間関係と苦手な職場環境に悩む毎日にさようなら。自分らしい生き方を共に探しましょう!

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